「チョコを食べるとニキビができるよ!」なんて、一度は言われたことがありませんか?
大好きなおやつを前にして、そんなこと言われたら悲しいですよね。
でも、ちょっと待ってください!
実は「チョコレートが直接ニキビを作る」という医学的根拠は、今のところ意外と薄い…
…というのがこれまでの医学界の定説でした。
ところが最近では、「やっぱり関係があるかも?」という気になる研究報告も増えているんです。
犯人はチョコそのものか、それとも砂糖やミルクなのか?
この記事では、気になるニキビの正体や、できやすい場所のヒミツについて、薬剤師が新事実と共にお伝えします!
これを読めば、自分の肌質に合わせたチョコとの付き合い方が見えてくるはずですよ!
関連記事「【ニキビ占い】場所別の意味と噂の真相を薬剤師がこっそり解説」もあわせてご覧ください!
衝撃の事実!チョコレートとニキビの「医学的根拠」は意外と薄い?

「チョコを食べると肌が荒れる」というのは、日本ではもはや常識のように語られてきました。
しかし意外なことに、日本の皮膚科のガイドライン(2023年版)では、特定の食べ物を一律に制限することは推奨されていません。
かつて1969年の有名な研究では「チョコとニキビに因果関係はない」と結論づけられました。
それ以来、医学界では「チョコ犯人説」には懐疑的だったんです。
ですが、2024年の最新の研究(NCBI掲載)では、「高カカオチョコを毎日食べるとニキビが悪化した」という報告もあり、科学者たちの間でも再び議論が活発になっています。
結局のところ、「人による」という個人差が非常に大きいのが今のところの結論です。
犯人はカカオじゃない!?ニキビを招く本当の原因とは
チョコを食べた後にニキビができる場合、その真犯人はカカオそのものというより、一緒に含まれている「砂糖」や「乳製品」である可能性が長らく指摘されてきました。
特に、砂糖などの血糖値を急激に上げる「高GI食品」は、体内のインスリン様成長因子(IGF-1)を刺激し、皮脂の分泌を促してしまうことがわかっています。
ただし2024年の最新研究では、砂糖の少ない「カカオ85%のダークチョコ」でもニキビが悪化したというデータが出ています。
これは、カカオに含まれる何らかの成分が影響しているのか、あるいはその人の体質によるものなのか、まだ完全には解明されていません。
砂糖や脂質の摂りすぎに注意!お肌が悲鳴をあげるメカニズム
なぜ食べ物がニキビに繋がると考えられているのか、そのメカニズムを整理してみましょう。
1.インスリンの分泌:甘いものを食べると血糖値が上がり、インスリンが出ます。
2.皮脂の増産:インスリンやIGF-1が皮脂腺を刺激し、油分を出しすぎます。
3.毛穴の詰まり:多すぎる皮脂が毛穴に詰まり、アクネ菌が繁殖しやすい環境に……。
チョコそのものが悪いというより、チョコと一緒に摂る砂糖や、チョコを欲する時の「ストレス」や「疲れ」が、お肌のバランスを崩している側面も大きいのです!
ニキビができる「場所」でわかる!あなたの体のSOSサイン

「なんでいつも同じ場所にニキビができるんだろう?」というのは、誰もが抱く疑問ですよね。
よく「おでこは胃腸、あごはホルモン」という「フェイスマップ」の話を耳にしますが、実はこれ、西洋医学的な根拠はあまりありません。
皮膚科の視点では、ニキビの場所は「皮脂腺がどこに多いか」や「外からの刺激(髪の毛やマスクなど)」で決まると考えられています。
ただ、場所ごとの傾向を知ることは、自分の生活習慣を振り返る良いきっかけになりますよ!
おでこ・鼻・あご…場所によって原因が違うってホント?
世間や東洋医学で言われている場所別の「サイン」と、医学的な「理由」をあわせて見てみましょう。
おでこ・Tゾーン
【医学的理由】
もともと皮脂腺が多く、油っぽくなりやすい場所です。
【世間のサイン】
「胃腸の疲れ」と言われることも。
食べすぎや寝不足が続くと皮脂分泌が活発になり、ここに出やすくなります。
あご・フェイスライン
【医学的理由】
ここは男性ホルモンの影響を受けやすく、大人ニキビの激戦区です。
【世間のサイン】
「ホルモンバランスの乱れ」と言われます。
ストレスや生理周期でポツンとできるのは、このためです。
頬(ほっぺ)
【医学的理由】
乾燥や、髪の毛・枕の接触など、外からの刺激を受けやすい場所です。
【世間のサイン】
「便秘や腸内環境の乱れ」のサインと言われます。
チョコの脂質が負担になり、老廃物がたまっているのかも!?という考え方ですね。
大人ニキビとチョコレートの切っても切れない関係
20代以降の「大人ニキビ」は、思春期のものとは少し違います。
肌の乾燥や、ストレスによるターンオーバーの乱れが主な原因です。
疲れた時にチョコを食べたくなるのは自然なことですが、そこで食べたチョコの影響(血糖値上昇など)が疲れたお肌にトドメを刺してしまう……という関係性かもしれません。
大切なのは、チョコを「食べたかどうか」よりも、「どれくらい、どんな時に食べたか」という自分なりのパターンを知ることです。
【表】ニキビの場所と一般的に言われる要因
| 場所 | 一般的なイメージ(サイン) | 医学的な視点(主な要因) |
| おでこ | 胃腸の不調・食べすぎ | 皮脂腺の多さ・前髪の刺激 |
| 頬 | ストレス・便秘 | メイク残し・乾燥・寝具の雑菌 |
| 口周り | 胃の疲れ・ビタミン不足 | 胃腸の弱り・皮脂の詰まり |
| あご | ホルモンバランスの乱れ | 男性ホルモンの影響・髪の刺激 |
美肌を諦めたくない!薬剤師が教える「肌に優しいチョコの食べ方」

「最新研究でリスクが示唆されたなら、チョコは禁止?」…
…いいえ、そんなことはありません!
何事も「ほどほど」が一番。
薬剤師として、お肌への負担を抑えつつ楽しむ工夫を提案します。
選ぶならコレ!カカオポリフェノールの嬉しい美肌パワー
カカオには、ポリフェノールという素晴らしい抗酸化成分が含まれています。
これは、お肌の老化を防ぐサポートをしてくれる嬉しい味方です。
最新研究では「高カカオでもニキビに影響する可能性」が示されましたが、一方でポリフェノールの健康効果も事実。
ニキビが気になる方は、「一度にたくさん食べすぎない」「自分のお肌が反応するかどうか観察する」ことが大切です。
まずは1日1〜2片程度から、ゆっくり味わってみませんか?
食べるタイミングでニキビ知らずに?自分へのご褒美を味方にするコツ
時間栄養学の考え方を取り入れるのも面白いですよ!
私たちの体には「BMAL1(ビーマルワン)」という、脂肪を溜め込む働きをするタンパク質があります。
これが一日で最も少なくなるのが午後2時〜3時頃です。
おやつは3時に:
この時間なら、夜に食べるよりも体への負担が少ないと言われています。
ビタミン剤のサポート:
チョコの糖分や脂質の代謝を助けるために、薬局で買えるビタミンB2・B6製剤を活用するのも一つの手。
ただし、サプリはあくまで補助。基本の洗顔とバランスの良い食事を忘れずに!
まとめ チョコレートを味方につけて、ツルツル美肌をキープしよう!

いかがでしたか?チョコレートとニキビの関係は、医学界でも「完全な答え」はまだ出ていません。
・ 最新研究では関係が示唆されているが、日本皮膚科学会のガイドラインでは特定の食品制限は必要ないとされている。
・ ニキビの場所は、体質や刺激によるものが大きいが、自分の生活を振り返るサインにはなる!
・ 自分にとって「これを食べると荒れるな」という個人差を見極めることが一番大切。
チョコは心の栄養でもあります。
「絶対ダメ」と決めつけず、午後3時にひとかけら、大切に味わうことから始めてみましょう。
もし肌荒れが気になったら、いつでも薬局の薬剤師に相談してくださいね。
あなたにぴったりのケアを一緒に考えましょう!
参照・引用元