辛いしもやけ…お風呂で撃退!血行促進で指先までポカポカになる魔法

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辛いしもやけ…お風呂で撃退!血行促進で指先までポカポカになる魔法

「うわっ、また指先が真っ赤!ジンジンかゆくてたまらない…」

冬になるとやってくる、あの辛いしもやけ。

なんとかしたくて、とりあえずお風呂で温めていませんか?

実はそのしもやけの治し方、ちょっとしたコツがいるんです!

お風呂はしもやけ対策の最強の味方ですが、やり方を間違えると逆にかゆみが倍増しちゃうことも…。

この記事では、しもやけに劇的に効く正しい風呂の入り方や、今日からできるケア方法を楽しく分かりやすく解説します!

辛いかゆみとサヨナラして、ポカポカの手足を取り戻しましょう!


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そもそもなんでなるの?しもやけの原因は「血行不良」にあり!

「毎年冬になると、決まって手足がパンパン…なんで私だけ?」

そんなふうに悩んでいませんか?

実は、しもやけ(凍瘡:とうそう)になりやすい人とそうでない人の違いは、ズバリ「血管の調整力」にあるんです!

私たちの体は、寒い場所に行くと体温を逃がさないように血管をギュッと縮めます。

逆に、暖かい場所に行くと血管を広げて血流を良くしようとします。

この切り替えがスムーズにいけばいいのですが、1日の気温差が激しい(特に5℃前後)と血管くんがパニックを起こしてしまうんです。

動脈:「温かいから広がるよー!」
 
静脈:「えっ、まだうまく広がれないよ…」

このタイミングのズレが起きると、血流が滞ってしまい、血管から水分が漏れ出して周囲の組織が腫れ上がります。

これが、あの憎き「赤み」や「かゆみ」の正体なんです!

あなたは大丈夫?「しもやけ予備軍」チェックリスト

特に以下のような方は、血管のトレーニングが必要かもしれません。

[ ] 手足がいつも冷たい(末端冷え性)
 
[ ] 汗をかきやすい(足の裏など)
 
[ ] きつい靴やハイヒールをよく履く
 
[ ] 運動不足だと感じている
 
[ ] 遺伝的に親もしもやけ体質だった

「うわ、当てはまる…」と思ったあなた。

諦めないでください。

血管はいつからでも鍛えられます!

その最高のトレーニング場所こそが、毎日の「お風呂」なんです。

いつものお風呂がエステに変わる?炭酸パワーでポカポカ倍増計画

「しもやけにはお風呂がいい」というのは昔からの常識ですが、ただお湯に浸かるだけではもったいない!

薬局スタッフとして声を大にしておすすめしたいのが、「炭酸ガス」の力を使うことです。

さら湯(一番風呂)は肌への刺激が強く、実は体があまり温まらないことも…。

そこで登場するのが炭酸ガス入りの入浴剤です。

なぜ炭酸がいいの?

お湯に溶けた炭酸ガス(二酸化炭素)は、皮膚から血管内に入り込みます。

すると体は「あれ?二酸化炭素が増えたぞ?酸素を運ばなきゃ!」と勘違いして、血管をグワッと広げるんです。

これを「ボーア効果」と言います。

これによって、ぬるめのお湯でも血流が劇的に良くなり、しもやけの原因である「滞った血液」を一気に流してくれるんですよ!

入浴剤は何を選ぶ?「炭酸ガス」入りが最強のパートナー

ドラッグストアや薬局にはたくさんの入浴剤が並んでいて迷っちゃいますよね。

しもやけ対策としての選び方を、表で比較してみましょう!

入浴剤の種類主な成分特徴しもやけへの効果おすすめ度
炭酸ガス系炭酸ナトリウムなど泡が出るタイプ。
血管拡張作用が強力。
抜群!
血流改善の即効性が高い。
★★★★★
無機塩類系温泉ミネラル成分皮膚の表面に膜を作り、保温する。湯冷め防止には良いが、拡張作用は炭酸に劣る。★★★☆☆
薬草・生薬系トウキ、センキュウなど生薬の力で温める。
香りによるリラックス効果。
体質改善には良いが、即効性はマイルド。★★★★☆
スキンケア系保湿成分、オイル肌をしっとりさせる。乾燥対策には良いが、温め効果は低め。★★☆☆☆

結論:しもやけ撃退には「炭酸ガス系(医薬部外品)」を選ぼう!

パッケージに「血行促進」「疲労回復」「しもやけ」と書いてあるものがベストです。

💡 薬剤師のワンポイントアドバイス
「温度は38℃〜40℃のぬるめで!」
熱いお湯(42℃以上)に入ると、かゆみ物質(ヒスタミン)が一気に放出されて、「かゆくて死にそう!」という地獄を見ることになります…。
ぬるめのお湯に15分〜20分、じっくり浸かるのが正解です。

せっかく温まったのに…湯冷め防止の最強ルーティン

お風呂でしっかり血管を開いたら、今度はそれを「キープ」する戦いが始まります。

実はお風呂上がりのケアを間違えて、しもやけを悪化させている人が意外と多いんです!

靴下の重ね履き、実は逆効果かも?締め付けないのがコツ!

「寒いから靴下を2枚、3枚重ね履きして寝よう!」

これ、やりがちですがNGなんです!

  1. 締め付けによる血行不良
    ゴムの締め付けがきつくなると、せっかくお風呂で広げた血管を圧迫してしまいます。
    これでは逆戻り!
  2. 汗冷えの恐怖
    重ね履きをすると足が蒸れて汗をかきます。
    その汗が蒸発するときに、体温を奪っていくのです(気化熱)。

【正解のケアはこれ!】

〇 5本指ソックス(シルクや綿素材)
指の間の汗を吸い取ってくれます。

〇 レッグウォーマー
足先ではなく「足首」や「ふくらはぎ」を温めるのがポイント。
ここには太い血管が通っているので、効率よく全身を温められます。

〇 ゆるゆるの靴下
寝るときは締め付けゼロの、専用のおやすみソックスを選びましょう。

内側からも温める!お風呂上がりの生姜&ホットドリンク

お風呂上がり、冷たいビールやアイス…最高ですよね。

でも、しもやけを本気で治したいなら、そこはグッと我慢!内側からも「追い焚き」をしてあげましょう。

特におすすめな食材が「生姜(しょうが)」です。

でも、ただ食べればいいわけじゃありません。

「加熱」が鍵なんです!

☆ 生の生姜(ジンゲロール) → 解熱作用があり、手足は温まるけれど体の深部は冷やすことも。

☆ 加熱・乾燥した生姜(ショウガオール) → 体の芯から熱を作り出し、長時間ポカポカを持続させる!

【おすすめホットドリンク】
ホットジンジャーレモン : お湯に生姜パウダー(または加熱したすりおろし生姜)とレモン、ハチミツを入れるだけ。
ルイボスティー : ノンカフェインで、ミネラルも豊富。
甘酒 : 「飲む点滴」と言われるほど栄養満点。発酵パワーで体温アップ。
 
【避けるべき飲み物】
コーヒー・緑茶 : カフェインには利尿作用があり、体温を下げやすいです。
冷たいジュース : 内臓を直接冷やすのは厳禁!

それでも治らない時は受診しましょう

「お風呂も工夫した、靴下も変えた、食事も気をつけた。それでも痛くてたまらない!」

そんな時は、セルフケアの限界を超えている可能性があります。

我慢せずに皮膚科を受診しましょう。

特に、以下のような症状がある場合は要注意です。

  • 水ぶくれが破れてジュクジュクしている(潰瘍になっている)
  • 指全体がどす黒く変色している
  • 糖尿病などの持病がある

どんな薬が出るの?

病院や調剤薬局で処方される主なお薬についても、予習しておきましょう。

医師に相談する時の参考にしてくださいね。

薬のタイプ代表的な成分名働きどんな時に使う?
塗り薬(血行促進)ヘパリン類似物質(ヒルドイドなど)保湿しながら血流を良くする。肌が乾燥してカサカサしている時。
塗り薬(炎症止め)ステロイド外用薬強いかゆみや赤みを抑える。かゆくて掻きむしってしまいそうな時。
飲み薬(ビタミン剤)トコフェロール(ビタミンE)末梢血管を広げて血流を改善する。体の内側からじっくり治したい時。
漢方薬当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)など体を温め、冷えによる痛みを改善する。冷え性がひどく、体質改善したい時。

私たち薬剤師も、皆さんの症状に合わせて最適なお薬の説明や、塗り方のコツ(実は量や回数が大事なんです!)をアドバイスさせていただきます。

「たかがしもやけ」と思わず、お薬手帳を持って気軽に相談してくださいね。

まとめ お風呂+αのワクワク工夫で、今年はしもやけに負けない!

いかがでしたか?

辛いしもやけも、「治し方」の基本である血行促進を意識し、毎日の「お風呂」タイムを工夫することで、劇的に改善できる可能性があります。

最後に、今日からできるアクションプランをおさらいしましょう!

  1. 入浴剤を変える: 「炭酸ガス入り」をチョイスして、ぬるめのお湯に15分!
  2. お風呂上がりはスピード勝負: すぐに水気を拭き取り、保湿クリームを塗る。
  3. 足元は締め付けない: 重ね履きより、レッグウォーマーや5本指ソックスを活用。
  4. 内側からポカポカ: 加熱した生姜ドリンクで「追い焚き」をする。

「治さなきゃ」と義務感でやるよりも、「今日はどの入浴剤にしようかな?」「可愛いレッグウォーマーを買ってみようかな?」と、ワクワクしながら取り組むのが長続きのコツです。

ストレスも血管を縮める大敵ですからね!

今年の冬は、ポカポカの手足で、雪の日もイベントも思いっきり楽しみましょう!

もしお薬のことで迷ったら、いつでも私たち調剤薬局のスタッフに声をかけてくださいね。

あなたの「ポカポカ」を全力で応援します!

参考情報・出典

(※本記事は一般的な医学情報に基づき作成していますが、症状には個人差があります。改善が見られない場合は早めに医療機関をご受診ください)